DX戦略
トヨタバッテリーは、社会に対しての持続的な価値提供を目指し、データとデジタル技術を前提とした働き方で企業変革を実現するDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みを推進しています。“変化に強い”をテーマに、「Accuracy(手戻り・転記をなくそう)」「Speed(良い仕事をもっと早く)」「Added Value(もっと良い新しい仕事へ)」「Professional(プロの電池人財を育てる)」の4視点で取り組んでいます。今後も、電動化の促進によるカーボンニュートラルな社会への貢献を目的に、「高い安全性」「高品質」な電池を提供し続けるため、デジタルの力を活用して業務プロセスの変革を進めていきます。
主な取り組み
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開発DX
モデルベース開発・デジタルツインを活用した「開発領域のプロセス変革」にチャレンジしています。製品や生産設備の開発のリードタイムを短縮し、お客様が必要な時期に必要な製品を提供します。
- シミュレーションを駆使することで開発コスト&リードタイム短縮を実現
- リアルシミュレータで作業者の習熟度スピードアップ
- スマートデバイスの活用で設備点検をスマート&確実に
テーマ着手率
100 %(21/21テーマ)
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製造DX
デジタルツール・デジタルツイン環境などを活用した「製造領域のプロセス変革」にチャレンジしています。モノづくり現場の安全性・品質を高め、仕入先様からお客様までのサプライチェーン全体でのモノづくりのリードタイムを短縮し、生産性を高めます。
- 帳票のデジタル化で現場の正味率向上
- 生産状況のリアルタイム見える化で現場の改善スピードアップ
- 図面データの一元管理で異常対応の早期化
テーマ着手率
95 %(74/78テーマ)タブレット普及率
※2023年度:80%
88 %
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間接DX
すべての業務領域においてデジタルツールを活用した「プロセス変革」にチャレンジしています。世の中の流れや変化に追従し、モノづくり現場を支えるすべての従業員が生産性の高い働き方や自己実現ができるよう、サポートする環境を提供します。
- 健康管理システムによる効率化で従業員の健康サポート力が向上
- 電子回覧で間接業務のリードタイムを短縮
- 基幹システム再構築で見積もり・購入から支払いまでのリードタイムを短縮
テーマ着手率
100 %(33/33テーマ)
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デジタル人財の育成
業務に必要なデジタル技術を学び、活用できる人財を育成するために、業務ごとの必要スキルを明らかにし、計画的に学べる仕組みで「学び」をサポートしています。2023年からは全従業員向けにeラーニングでのデジタル教育を始めるとともに、希望者がより専門的なスキルを学べる「デジタルカレッジ」を開校しました。
デジタルレベル1 使う人
(2024年度)
目標達成率※2023年度:100%
100 %(全従業員)デジタルレベル2~ 作る人
(2024年度)
目標達成率※2023年度:61%(366名)
106 %(640名) [25年度目標600名]
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DX留学制度
全社的にDXを浸透させるために、DXが進んでいる部署への「DX留学」を推進しています。DX留学生は、デジタルスキルに加えて業務を変革するマインドを実践を通じて学びます。そして、DX留学生が身につけたスキルやマインドを各職場に持ち帰ることで、継続的なDXが風土化することを目指しています。
DX留学生
(2024年度) ※2023年度比:+5名45 人